こんにちは、シュンです。
今回は、エギング入門したばかりの方向けに「エギングの基本アクション」を解説していきます。
エギングを始めたばかりの時は、何をしていいか分からないことも多いと思います。
「エギングしてみたいけど、初心者でも釣れるのかな?」
「どんなアクションをすれば良いのか分からない…」
この記事では、そんな疑問に答えていきます。
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基本アクションを覚えればOK!

初心者の方でも、アオリイカを釣ることは100%可能です。
そのためには、エギングの基本アクションを覚える必要があります。これらを使うことで、アオリイカを誘って寄せてきたり、エギを抱かせることができます。基本アクションは難しいものではなく、とても簡単です。
エギングの基本アクションは2種類!
《エギングの基本アクション》
- シャクリ
- シャクリ
- 2段シャクリ
- フォール
- フリーフォール
- カーブフォール
- テンションフォール
エギングの基本アクションは2種類あります。『シャクリ』と『フォール』です。これら2種類の動きを繰り返すことで、エギングは成り立っています。
今回は、『シャクリ』と『フォール』の2種類に分けて、5つのアクションを解説していきます。
初心者でもほんとうに釣れるの?
釣れます!
誰でも基本アクションからスタートします。
エギングのプロでも、最初は基本アクションから練習したことでしょう。そこから徐々にアクションのレパートリーを増やしていけばOKです!むしろ、どんなに高い道具を使っても、基本アクションが出来ていなければアオリイカは釣れません。プロでもアマチュアでも、釣れている人は、必ずこの基本アクションを使っています。
そのため、繰り返しになりますが、エギング入門したばかりの方でも基本アクションを覚えれば、十分にアオリイカを釣ることができます。
エギング基本アクション『シャクリ』

それでは、まずシャクリについて解説していきます。
アオリイカを誘って寄せてくる『シャクリ』
シャクリとは、ロッドを上下に動かし、エギを水中で動かす動作のことを言います。また、シャクリをする事を『シャクる』と言います。
シャクリをする事で、エギが水中で上下左右に大きく動き、弱った小魚やエビのような動きをします。その動きがアオリイカを引き寄せ、捕食スイッチをオンにします。
用語解説
ロッド:釣り竿のこと。
エギ :[餌木]アオリイカなどのイカ・タコ類を釣るためのルアー(擬似餌)
【実践】アオリイカを寄せる『シャクリのやり方』
シャクリのやり方は非常に簡単です。エギング初心者でも、3つの手順に沿ってやれば、余裕でアオリイカを寄せて来れます!
手順①:ロッドを寝かせる
エギが着底したら、ロッドを寝かせながら、リールを巻いてたるんだ糸を巻き取ります。ロッドを寝かせる角度は、地面と平行になる程度が目安です。
手順②:ロッドが垂直になるところまで上げる
次に、ロッドを勢いよく垂直(地面から90度)になるまで立てます。この動作はできるだけスピーディーかつシャープに行いましょう。
※この角度は、ポイントや状況によって変わります。基本、90度を目安にするといいでしょう。
手順③:もう一度、ロッドを寝かせる
ロッドを垂直になるまで立てたら、その反動を使ってゆっくりと[手順①]のところまでロッドを寝かせていきます。ロッドを寝かせることでエギが沈んでいき、アオリイカがエギを抱いてきます。
【応用編】みんな使ってる『2段シャクリ』とは?
先ほどご紹介したシャクリ方だけでも十分にアオリイカは寄ってきます。しかし、シャクリのレパートリーを増やした方が、さらに効果的にアオリイカを引き寄せることができます。
そこで使えるのが『2段シャクリ』です。
2段シャクリとは、ロッドを2回上げる(シャクる)ことで、エギに2段ジャンプのような動きをさせることです。やり方は簡単で、先ほどの[手順②]の動作を手首のみで軽く行います。その直後に、反動を使ってロッドを斜め45度まで戻し、もう一度素早く垂直までロッドを立てます。あとは[手順③]に進むだけです。
この「45度まで戻して→垂直に立てる」という動きを繰り返すことで、2段、3段、4段…と、シャクリのレパートリーを増やすことができます。
こちらの、杉原正浩さんの動画がとても参考になります。
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エギング基本アクション『フォール』

シャクリができたら、次は『フォール』です。
エギを抱かせる『フォール』
フォールとは、シャクリの後にエギを沈める動作のことを言います。アオリイカが釣れるほとんど場合が、このフォールの時です。それだけに、初心者の方も必ずマスターしておきたいスキルの一つです!
冒頭でも紹介したように、フォールには大きく3つの種類があります。それぞれについて、特徴とそのやり方をご紹介します。
フリーフォール
フリーフォールは、いちばん簡単なフォールのやり方です。
このフォールは、シャクった後ラインを張らずにエギを沈ませる方法です。こうすることで、エギに余計な力がかからず、自然な状態で沈ませることができます。アオリイカのゆらゆらと揺れるので、アオリイカの警戒心を解くためにも、エギの姿勢を維持するのがコツです。
フリーフォールのメリット
フリーフォールではエギが真下に沈んでいくので、移動距離が短く、シャクリの回数が多くなるのがメリットです。1回のキャストでより多くの誘いを入れたい時はフリーフォールがオススメです。
カーブフォール
続いて、カーブフォールです。
カーブフォールは、ラインを張ったままロッドの穂先を斜め45度〜90度くらいに保って、エギを沈めるフォールの方法です。ラインを張ったまま沈めるので、エギがゆっくりと弧を描くような状態で沈みます。フリーフォールとは違い、アングラーの方へエギが近づいてくるのが特徴です。
カーブフォールのメリット
カーブフォールはエギの移動距離が長いので、1回のフォールで広い範囲を探れます。また流れがはやくてもエギの姿勢が安定しているので、アオリイカに警戒心を与えにくいのもカーブフォールのメリットです。
テンションフォール
最後に、テンションフォールです。
釣りでは、ラインを張ることを「テンションをかける」と言い、テンションフォールはラインにテンションをかけたままエギを沈めるフォール方法のことを言います。カーブフォールとよく混同されますが、実は大きな違いがあります。カーブフォールでは穂先を動かさないのに対し、テンションフォールではラインテンションを保ったまま、穂先をゆっくりと下げていきます。そのため、エギは真下に沈んでいきます。
テンションフォールのメリット
テンションフォールは、フリーフォールとカーブフォールの特徴をあわせ持っていると言えます。移動距離が短く、エギの姿勢を安定させることができます。つまり、警戒心を与えにくく、誘いを多く入れることができるのです。しかし、カーブフォールやフリーフォールの方が釣れることもあるので、一概にどのフォールが一番とは言い難い部分があります。
【基本アクション】組合せは自由自在です!

ここまで読んだ人の中には、
「ほんとうにこれだけで大丈夫なの…?」
「やっぱりカッコいいアクションもしてみたい!」
という人もおられると思います。でも、安心してください。基本アクションが身についていれば、さらにアクションのバリエーションも増やせます。
【応用編】基本アクションを組み合わせてみよう!
基本アクションをある程度使えるようになってきたら、5つのアクションを組み合わせて、さらに釣果UPを狙いましょう!
例えば、
- キャストして着水後のフォールは『フリーフォール』
- その後『2段シャクリ』を入れて
- 『カーブフォール』で沈める
- 今度は『3段シャクリ』でアオリイカを思いっきり誘っておいて
- 最後に『テンションフォール』でエギを抱かせる。
と言った具合に、基本アクションを組み合わせれば、アオリイカの好奇心を引きつけたまま、初心者でも簡単に釣果を上げることができます!
動き自体は簡単で、アクションだけを取り出してみると、こんな感じです。
この組み合わせは自由自在で、組み合わせ次第では、アオリイカ爆釣パターンを生み出せる可能性も十分にあります。自分オリジナルのコンビネーションをぜひ考えてみてください。
エギング初心者もガチで基本アクションだけで釣れます!

いかがだったでしょうか?
今回は、エギング初心者の方向けに「エギングの基本アクション」を解説をしました。
結論ですが、エギング初心者の人でもコンビネーションを使えば、基本アクションだけでアオリイカは十分に釣れます。なので、「本当に釣れるかな?」と心配する必要は一切ありません。練習あるのみです。そしてあとは、もっと釣果UPをしたい人は、応用テクニックを徐々に増やしていけばOKです。
中級者、上級者向けのテクニックについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。
それでは、みなさんの大漁を祈っています。
よいエギングライフを〜!
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