初心者でも気軽に始められるエギング。シンプルな仕掛けで、幅広いアングラーから大人気です。しかし、実際はなかなかアオリイカが釣れないという人も多いのではないでしょうか?そんな方のために、今回はエギングでのアオリイカの乗せ方とアタリの取り方をご紹介します!
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アオリイカは「乗せて」釣る!

今までエギングをしていて、アオリイカの乗せ方、アタリの取り方がわからないと言う人は多いのではないでしょうか?エギングでは、アオリイカを意識して「乗せる」必要があります。そんな方もこの記事を読めば、アオリイカの乗せ方・アタリの取り方が全部まるわかりです!
「釣れた」ではなく「釣った」に!
アオリイカにエギを抱かせることを、エギングでは「乗せる」と言います。この乗せ方を知っていることで、たまたま「釣れた」のではなく、自分で「釣った」に変えることができます!そうすれば釣果も上がり、さらにエギングが楽しくなります。それでは、アオリイカの乗せ方を一緒に見ていきましょう。
アオリイカはフォール中にエギを抱く!

アオリイカがエギを抱く(乗る)瞬間の9割はフォール中です。フォールというのは、エギをシャクった後に沈めることを指します。まずは、2段シャクリやジャークなど様々なシャクリでアオリイカを誘います。その後に、フォールでエギを抱かせるのが基本です。
要は、「いかにしてフォール中にエギを抱かせるか」がポイントになるわけです。そのためには、次の3つの必須フォールを覚えておく必要があります!
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エギングの「乗せ」に必要なフォール3種類!

早速、エギングに必要な3種類のフォールの仕方について解説していきます。フォールさせる時のポイントは、イカに警戒心を与えずに弱った小魚を演出することです。そうすることで、シャクった後スムーズにエギを抱かせることができます。
フリーフォール
リールのベールを上げたまま、ラインテンションをかけずにエギを沈めることをフリーフォールと言います。ロッドをスッと下に下げ、糸フケを出さない程度に少しずつラインを出していきます。こうするとエギがゆらゆらと沈んでいきます。このフリーフォールは、浅瀬や狭いポイントでじっくりとエギを見せたい時に有効です。
テンションフォール
続いて、ラインにテンションをかけたままフォールさせることをテンションフォールと言います。ロッドを斜め上45°〜60°くらいに立てて、エギを沈めます。そうすることで、エギはアングラーの方向に頭を向けたまま、カーブする形でフォールします。手早く広範囲を探るランガンの時や、潮の流れが早いポイントなんかでおすすめのフォールの仕方です。
シェイキング&ステイ
ロッドを小刻みに揺すってエギをシェイクさせるシェイキング。これはフォールというよりもステイに近い方法です。まず、ロッドを揺すってシェイクさせます。その後ピタッとエギを止めます。シェイクの時点では一瞬イカが離れますが、エギを止めた瞬間一気に抱いてきます。エギには興味を示しているけどなかなか乗らないと言う時に、ぜひ試してみたい方法です!
【最重要】エギングのアタリの取り方!

続いては、アタリの取り方について解説していきます。アオリイカにエギを抱かせても、抱いたことが分からなければアワセることは出来ませんよね。ここからは、どのようにしてアタリ(イカが乗ったこと)を見分けるかを解説します。
アオリイカのアタリの取り方には、主に3種類の方法があります。
- ラインを見てアタリを取る
- 穂先を見てアタリを取る
- 手元でアタリを取る
それぞれの方法に、適したシチュエーションがあります。状況に応じて、3種類のアタリの取り方を使い分けられるようになりましょう!
ラインを見てアタリを取る
まず1つ目は、ラインを見てアタリを取る方法です。フリーフォール中などにラインを少したるませて、フォールさせます。イカがエギを抱いたら、ラインが引っ張られたり、逆に緩んだりするので、それがアタリのサインです。
日中のエギングで活躍!
ラインを見てアタリかどうか判断するため、この方法を使うには視認性が良いことが条件です。そのため、日中のエギングや凪の時におすすめの方法と言えるでしょう。しかし、ラインをたるませ過ぎるとあたりが判らなくなってしまうので注意が必要です。
穂先を見てアタリを取る
続いて、穂先を見てアタリを取る方法について解説していきます。この方法はテンションフォールの時に相性の良い方法です。ラインにある程度テンションをかけたままフォールさせ、ラインと穂先を60°〜直角くらいに保ちます。イカがエギを抱いたら、穂先が入ったり、逆にテンションが抜けたりします。これがアタリのサインです。
潮の流れを利用したティップランエギングに最適!
穂先を見てアタリを取る方法は、潮の流れを利用したティップランエギングにピッタリのアタリの取り方です。繊細なティップを使ってアオリイカの小さなアタリまで取ることができます。この方法も出来れば視認性の良い状況がおすすめですが、ナイトエギングでも使うことは可能です。その場合は、ティップの色が白くなっているロッドを使うか、ヘッドライトでティップを見えるようにしておくと良いでしょう!
手元でアタリを取る
最後に、手元でアタリを取る方法です。ラインに人差し指をかけてわずかなラインの動きの変化を見極めてアタリをとります。この方法は、手の感覚がとても重要で、上級者向けの方法と言えます。タックル自体の軽さやバランスも重要になってくるので、タックル選びにも意識を向けることが必要です。
ナイトエギングに便利!
アタリを取るのを視覚に頼っていないので、辺りが暗いナイトエギングでも使えるのがこの方法の最大のメリットです。アオリイカは基本的に夜行性のため、手元でアタリが取れるようになると、エギンガーとして格段にレベルアップできるでしょう!フリーフォールでもテンションフォールでも使えるので、ぜひ習得しておきたい方法ですね。
アタリが取れれば、アオリイカは乗せられる!

いかがだったでしょうか?今回は、エギングにおけるアオリイカの乗せ方とフォールの仕方、アタリの取り方について解説してきました。これらのテクニックを知っているだけで、普段のエギングの釣果がガラッと変わります。それぞれを組み合わせて、自分だけの乗せパターンを作っても楽しいでしょう。また、それを秋のサイトフィッシングで試してみるのも、とても楽しいです。皆さんもぜひ今回ご紹介した方法をマスターして、エギングで爆釣してください!
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